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生理

ダイエット~痩せるってことは?~3

要するに、結果を出せれば後は「どうにかなる」みたいな感じだと思います。

しかし、スタイルを維持できないものなら、私は「やめた方がいいのでは?」と思います。筋肉量が落ちるという事は、結果として基礎代謝量が落ちてしまうので、太りやすく痩せにくい体をわざわざ作ってしまっているのです。

痩せればいい的に捉えてしまえば、歳をとる度に代謝は嫌でも落ちるので、カロリー制限だけでは痩せられなくなってしまいます。私の場合、仕事柄、多くの痩せたい女性のお客様がダイエットを成功させて、その後の経過を見る機会があります。しかし、このような方の多くは何度もダイエットに成功しているので、「また太っても大丈夫だよ。また痩せるから」という考えが根底にあります。

ここで言いたいことは、「結果を出すこと」と「それを継続させること」は別な事で、継続させるには「結果を出す前にその一歩先を見つめて結果を出す」ようにしないと、何事も同じことを繰り返して、結局疲れて楽しくない人生を送ってしまうんじゃないかな?って思います。

この場合私なら、「その行動が一生続けられるか?」を自問自答して、その行動が楽しんでやれるものなら一生続けられるし、それならば理想のスタイルを手に入れてもそのまま維持できると考えます。

 

 

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おまけ 生理

ダイエット~痩せるってことは?~2

しかし、問題は「痩せる」ことだけではなく、「痩せたままのスタイルを維持できるか?」という事です。

維持できない理由の多くが、筋肉の材料であるタンパク質不足で筋肉が落ちてしまうことだと思います。
タンパク質は、私たちの体をつくる筋肉、臓器、爪や骨を作る主な成分ですよね。
でも、それだけではなく、代謝を調節するホルモンや酸素、更にはその酸素を運ぶヘモグロビンも主な成分はタンパク質です。更に更に、免疫に大きく関与する免疫グロブリンの主な成分でもあり、言い出したらキリがないほど身体にとっては大切なものです。

ダイエットしている女性に「食べないと筋肉落ちちゃうよ」って言うと、3人に1人くらいは「筋肉落ちても痩せれるならいいじゃない」的に捉えています。多分、そこそこダイエットの知識はあっても、根底には「筋肉が少しくらい落ちても脂肪を落としたい」方が勝つのでしょう。(最近は筋トレブームのせいか、以前よりも減りましたが)

 

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心理

悲観主義しかできない肯定的思考

最近はこの楽観主義、いわゆる「前向きに考えれば上手くいく」とか「楽観的に考えたほうが上手くいく」という考えが、至るところで見受けられます。

確かに楽観的で前向きに考えれる人は、迷いやためらいがない為、目標を達成するために自分のエネルギーや時間を集中して目標に費やす事ができるので実現もしやすいでしょう。

しかし、脳の性質上、日本人の脳(特に女性)は、やはりどうしても元々「ネガティブになりやすい人」も多くなるのも事実でしょう。

元々がそのような脳の性質をもっている人が、無理やり「楽観的にしなければいけない」「前向きに考えないといけない」と言われても、「そんなに簡単にできないよ」「反ってストレスになってしまった」、そんな人も多いのにはうなずけます。

もちろん、考えを変えれた人は素晴らしい人で、出来ればそれはそれで良いことだと思います。しかし、何事も無理は続きません。あらゆるものには必ず「良い面」と「悪い面」があります。

生きていればいつ何時、自分が想像していた事とは違う出来事が起きるかは解らないものです。
どんな凄い人が「自分は出来る」と思っていても、そうはいかない場合も必ず来るものです。

予期せぬ出来事は神様じゃないので誰でも起こってしまうものです。
もし本当に楽観的な考えや前向きな事しか考えれないとしたら、出来なかった時の事は当然考えていないはずです。そんな時に困るのは「悲観主義」の方より「楽観主義」の方の方ではないでしょうか?

これは、「楽観主義」が癖になっている方は気をつけておかないといけないことだと思います。
その点、悲観主義の方などは「もしダメだったら」が常に頭にあるので、準備もぬかりなかったり、甘い計算もしないでしょう。ダメだった時も想定内ですからね。そもそもチャレンジすらしないかも(笑)

ここで言いたいのは、どうしても悲観的な考えが浮かんできてしまう人なら、無理して楽観主義にならなくてもいいんじゃないかな?ということです。

それより先程言った「自分の悲観主義からくる良い面を見つけ出す事」から始めたほうがいいのではないのかという事です。悲観主義から来る肯定的思考法ですね(笑)

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心理

好きになる原理6

エミアブル

周囲の人の気持ちに敏感で、共感する能力に長けています。自分の話よりも他者の話に耳を傾ける人ですので、人間関係を構築するのも得意です。
常に明るく親しみやすい人で、自分の気持ちよりも他者の気持ちやグループ全体の調和を重視する傾向があります。

また、この方はリスクを取ることを嫌う為、決断するのも苦手になります。「〇〇さんが強く勧めたからやろうかな?」のような感じで、自分が決断するというより「人が勧めたからしたんだ」的な決断の仕方が多くなる傾向もあります。
このように、一人で決断をするのが苦手ですので、誰かに決めてもらったり、仲間と一緒に決めたがるのもこのタイプの特徴です。周囲の気持ちを汲み取る、波風を立てたくない、リスクをとりたくないなどの傾向から、「〇〇みたいな感じじゃないかな?」など少し曖昧な表現を好んで言う傾向があるのもこのタイプの特徴です。

この方への対応は、何か提案を受け入れてもらいたいときは、「一緒に考えてみませんか?」といった姿勢を示すと上手くコミュニケーションが取れるはずです。自分より他者に対しての思いを優先する、俗に言う「いい人」ですので、感情に訴えて共感してもらえると、良い関係が結べるでしょう。

また、リスクを嫌い変化を好まない、自己主張が少なく断ることも苦手な方ですから、その方を取り巻く人間関係に波風が立たない事、リスクが少ないこと、悪い影響が周囲に出ない事をしっかり伝える必要もあります。
その特徴を上手く使うなら、友達や同僚、家族など周りの人間関係から承諾を得ていく事もこのタイプには有効な方法になります。ただし、嫌われた場合、いい人である分、反転したら他のタイプより関係が修復できない可能性が高くなります。

私にとってあなたは「重要な存在だ」ということを上手く伝える事でも良い関係が結ばれる可能性が高いでしょう。

 

アナリティカル

感情は表情に表れず、ゆっくりと話す人が多いのが特徴です。沈黙もいとわないので「何を考えているか解らない」タイプと受け取られることもあります。

観察力に優れ、データを収集して分析するタイプなので、この方が沈黙している時などは言葉に発する前に色々な情報を元に考えを模索している場合が多いので、せっかちなタイプには「聞いてるの?」と言いたくなり、苦痛を感じてしまうこともあるでしょう。
独自性が高い考えや独自の見解がある人が多いので、「個性的な人、変わっている人」という印象を抱く人もいるでしょう。

この方への対応は、このタイプと同じように感情を抑え、ゆっくりとした会話をすることを心掛けましょう。また、論理的かつ合理性が高い考えの持ち主なので、会話をする際はきちんと筋道立てて論点を絞り込むことが必要となります。また、話の本筋とは離れた会話を間に挟むと「無駄な話をするな」と受け取られる場合もあるので気をつけなければいけません。結論を先に伝え、その後にその理由を言うなども、筋道も立てやすく論点もハッキリ伝わるので有効なコミュニケーションの取り方になるはずです。

 

バランスタイプ

この4つのタイプの他にもバランスタイプという方もみえます。複数要素を持っているので、この方は場面や人により、上手くタイプを使い分ける事がきます。

こういう分類の考え方は全てが当てはまるとは言えないでしょうが、接触回数を重ねる度にその人にとっての有効なアプローチの仕方が自然と理解できてきます。
また、「コミュニケーションは人によって使い分けるんだ」ということを意識化して、有効な方法を見出す努力を続けるだけでも必ずコミュニケーション能力は高まってくると思いますよ。

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好きになる原理5

ドライビング

常に結果を重視して自ら実行する事を好むタイプです。

自らが行動する事や決定を下す事、直接的に何かを成し遂げることを好む傾向がある人がドライビングタイプです。

他者に指示を出す事やコントロールする事を好む傾向がある一方、逆に他者に指示されたりコントロールされる事を嫌います。このような傾向から目的遂行重視となり、過程より結果を重んじるところがでてきます。
結果を出す事に固着していれば、当然、人間関係より仕事を優先してしまいます。
これが行き過ぎれば人を信用できなくなってしまうところが出てくるでしょう。
自己主張は強いが感情を表に出さないタイプなので、この方のツボを押さえるまでは取扱いが他のタイプの人より難しいかもしれません。

このタイプの方への対応としては、論理的に無駄のない素早い対応を常に頭の片隅においてコミュニケーションをとる必要があるでしょう。
また、情に訴えることより論点を絞りそのメリットや目的を訴える。それをした後の結果を明確に素早く伝えるコミュニケーションが有効でしょう。

 

エクスプレッシブ

自分の意見を主張する事に長け、そのため熱量もあってお喋りな人です。
その事から感情表現も豊かになり、感情を他者に伝えることも得意です。

周囲から注目されることを好む傾向があるので、その場の雰囲気を読み取り、周りの雰囲気に合せる事が出来ます。その為にノリが良い人という印象を持たれます。
また、注目を集めたい欲求が常にあるので、新しいことやトレンドにも敏感にアンテナを張っています。
変化や混乱には強く、理屈より直感を重視するので迅速な行動ができるのですが、すぐに新しい事に目移りしやすく、飽きやすい傾向もあります。
また、自己主張を強くする反面、人の意見や考えも常に気になってしまいます。
その為、どうしても計画通りに動くのが苦手になる特徴を持ちます。

この方への対応は、共感をしながら話を聞く事と、「それは初めて聞きました。新しいものですね?」と対応したり、逆に「この事は、まだあまり知られていない新しいものなんですが」のようなキーワードを取り入れると会話がしやすくなります。
「新しい」以外に「面白い」「楽しい」などのキーワードも会話に盛り込むと良いでしょう。 禁忌は「誰かもやっている」「どこかでもやってた」など、「もう既にやってますよね」的な会話は好ましく思われないので避けたほうがよいでしょう。

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生理

免疫5

先程述べた細菌などの大きな異物の侵入に対しては、好中球などの顆粒球が主に働き、ウィルスなどはそれだけでは充分でないために、単球(マクロファージ)、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)などがシステム化して撃退するようにしていましたよね。

実はこれらの免疫系は、単独なシステムで働いているだけでなく、自律神経や内分泌腺などの影響を受けています。
ですからリンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)などを良く働かせるために、、まずは自律神経のバランスを良くすることが免疫力のアップにもつながります。

よって、交感神経が優勢で「常にイライラしていたり、焦っていたり、不安や恐れが多い」時などは交感神経が優勢の状態となり、自律神経のバランスを崩してしまいます。すると働いてくれるはずの免疫系が上手く働かずに、病気に罹りやすくなります。そのような時は、リラックスを心がける事で自律神経のバランスが整い、リンパ球の働きも良くなってくるので、病気に罹りにくくなり、ウィルスなどに感染しても重度化しにくくなります。

同時に、間違えてはいけないのは、リラックスするのが大切だからと言って、ただ一日中ボーっとしていれば良いわけではありません。こんな人は逆に積極的に、且つ適度に身体を動かして交感神経を活性化する事で、自律神経のバランスを整える事が出来てきます。

大切な事ですから、次回はNK細胞の活性化も書いていきます。

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生理

ダイエット~痩せるってことは?~

最近、お客様で「せっかく痩せたのにまた太っちゃった」って方がよくいます。

ダイエットと言えば誰でも思いつく事に「カロリー制限で痩せる方法」があります。確かに何と言ってもこれらをベースにした方法はすぐに目に見えて効果があり、痩せてくるのも実感できます。

しかし、例え10㎏、20㎏と痩せた人でも、カロリー制限をベースにした方法ではリバウンドしてしまうことが多いのも事実です。カロリー制限の食事を続けていれば、当然のように痩せてきます。「摂取カロリー-消費カロリー=痩せる」というただの引き算なのに、解りやすく強力です。実感としてあなたも私も経験的に事実だと理解しているでしょう。

しかし、問題は「痩せる」ことではなく、「痩せたままのスタイル」を維持できないという事です。

つづく・・・

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心理

好きになる原理4

色々とタイプを知る方法はありますが、まずは様々な場面で使われてきたもの、長い間使われてきたもの、誰でも分類が見極めやすいものなどの条件を満たすものが無難じゃないかな?と思います。

その条件に当てはまるものに「ソーシャルスタイル理論」があります。
「ソーシャルスタイル理論」は1968年、アメリカの産業心理学者ディビッド・メリル氏とロジャー・レイド氏が提唱したコミュニケーション理論です。

人を4つのタイプに分類することでコミュニケーションパターンを知り、適切なコミュニケーションのとり方を教えてくれるものです。
多くの企業でも取り入れられているものなので、聞いたことがある人もいるでしょう。

この4つのタイプを理解する事で、相手に接する際にどのようなコミュニケーションとれば良いかが解ってきます。
ここではなるべく簡潔に書いていきます。(簡単に、且つ、応用しやすいことを重視して書いていくので、他と異なる事があってもご了承くださいね。)

まず、下図のように4つの窓があります。この窓にそれぞれのパターンがあり、「このどれかに当てはまるであろう」という考え方です。現実にはこのパターンのどれかが重なる事や、相手によりタイプを使い分けていると理解しやすいでしょう。

まず、この窓を形成しているのが「感情表現」の縦の軸と「自己主張」の横の軸です。
要するに、二つの軸の強い弱いの組み合わせが4つのタイプに分類されているということです。
では一つ一つ順に見ていきましょう。

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免疫4

この他にも、目には見えないが身体を守ってくれているものたちが色々と存在しています。
免疫系の中ではNK(ナチュラルキラー)細胞が身体の中を駆け巡り、異常がないか常に監視してくれてます。(マクロファージも監視してくれています)

この細胞はウィルスに感染した細胞などを発見すると、ただちに処理に向かいます。
他の細胞のように指示を必要としないため、単独で速やかに攻撃を仕掛けることができるのです。
殺し屋の中でも生まれついての殺し屋ですね(笑)

故にウィルスが侵入しても、このNK(ナチュラルキラー)細胞が強ければ敵を弱められるので、先程述べた免疫たちも戦いやすくなります。食べて、分解して、設計図を作り、そして記憶しておき、ウィルスに感染しない、もしくは重度化しないで軽症にする身体になります。

ここでは「生物の講義」ではないので、とても雑に簡単に説明してしまいましたが、まずは免疫を強める事。
特にNK(ナチュラルキラー)細胞を強める習慣がウィルス感染にも有効ではないかと考えられます。

また、人の身体では1日に約5000個ものガン細胞が作られていると言われています。身体が正常に機能していれば、ナチュラルキラー細胞やマクロファージ、更にキラーT細胞などが常に健康な身体を保つ為に監視してくれています。
ガン化した細胞を見つけた場合も常にガン細胞を排除してくれています。

NK細胞は、ガン細胞への攻撃にかなり効果があることも解っています。既に一部の医療機関では、ガン治療の臨床応用も試みられています。

 

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心理

好きになる原理3

前回の「受け取る方がどのように受け取るか」に続いて書いていきます。

迷惑でも迷惑と言えないタイプの人もいる、嬉しくても照れくさいので上手く表せないタイプの人もいる。
また、ストレートに聞いたほうが良いタイプの人もいれば、逆に直接聞くのは避けたほうが良いタイプの人もいるでしょう。

普通は言葉だけで理解しようとするより、その奥にある「表情などの、言葉の裏に隠されているもの」を読み取ることも必要となるでしょう。

そういうものに敏感な方もみえるし、鈍感な人もいます。敏感だからその人の気持ちを読み取れるか?と言えば、そうとばかりも言えません。感情の動きが解っても、その人が何に反応してその感情が動いたかまでは解らないので、反って誤解してしまう場合もあります。

また、その人自身の個別の癖もあるため、よくある「心理を読み解くしぐさ」などが当てはまらなかったり、間違えた解釈もしてしまいます。

対人関係が得意でない人は読み取る能力を知るよりも先に、相手のタイプや自分のタイプを知り、その上でどういうコミュニケーションを取るかを先に考えたほうがいいかもしれませんね?

どのようなタイプの人かを知るのには色々あります。

次回は使えそうで信頼できそうなものを書いていきたいと思います。