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気楽な考えが運動の習慣をつくる

「健康を保つには運動は欠かせない」、なんとなく誰でも解ってます。
しかし、忙しかったり疲労感から、なかなか運動できない方も多いと思います。

誰でも「やらなけりゃいけない」「わかっちゃいるけどね」なんて事で、先延ばしにしたりもします。

忙しい現代の人達は、手軽に始められるウォーキングやランニングでさえ、冬なら「寒いから」、夏なら「暑いから」となります。春や秋でも「今は忙しい時期だから」なんてのも出てきます。誰でも同じですよね(笑)

でも、よくよく考えてみれば、「好きな事」なら意外と上記の理由があってもやってたりもします。
ってことは、運動を「好きな事」にすれば言い訳せずにやれるかもしれません。

「でも、昔から運動は苦手だから」、そう言われる方達が多くいます。しかし、昔は苦手でも今なら「好きな事にできる」かもしれません。

まずは「運動」なんて重苦しく考えずに、今すぐに出来る事、時間もお金もいらない事、そんな事で充分「運動する習慣」の初めの一歩が踏み出せます。

そこで、「ウォーキング」とか言ってしまわずに、「散歩」なんて気軽に捉えてみてはどうでしょう?

したくない人なんかは別として、解ってるけど出来ない人向けに話してますので、そんな人だけ読んで下さいね。

では「したいと思っているのに出来ない」のは何故でしょうか?
私からすれば、真面目に真剣に考えすぎなのでは?と思います。

私は定期的に少しでも走ったり、少しでも筋トレしたりする習慣があります。

しかしジムとかには通ってません。多少の運動器具は使いますが、ほとんど時間もお金もかかりません(笑)

運動を習慣に出来てる理由は「軽く、適当に、深く考えずに」やってるからだと思います。

私は別に競技に出るわけでも、誰かに評価されたいわけでもないので適当にこなします。(笑)

私だって体調が悪い時や、足も手も腰も痛くなる時もあります。
そんな時は「あー、やりたくないな。痛いな」なんて思ったりします。

例えば傾斜をつけて腕立て200回と決めてたりします。「あー、腕、痛いな」なんて思って。やりたくない時もあります。

そんな時ほどすぐにその場でやります。ただし傾斜をつけずに、その場で腕立て100回だけとかにしてみます。
「あれっ?できるかな?」なんて思えば、そのまま200回やります。更に出来そうなら、その後いつもみたいに傾斜をつけて、できるだけやったりしますが。

しかし、「あれ、やはり出来そうにもないな」なら、100回で終了。その後、時間を空けて100回とかやります。これで100+100で200回です。1度で200回やるより楽です。更に傾斜がないのでメチャ楽です。

体調が悪ければ50回で終了。4度に分けてもいいとも思ってます。こんないい加減に適当にやってるから続くのかな?なんて思ったりします。

ですから運動の習慣がない人ほど、まずは効果を期待し過ぎないこと。「正しくやろう」とかは、まずは置いといて、あまり難しく考えない方が習慣になると思います。
ウォーキングでもリズム、速度、姿勢、それに伴う心拍数、10分よりは30分、夜よりは朝とか(視点により逆になりますが)、色々言い出したらキリがありません。

でも、一番大切なのが、「少しでもやった私は偉い」と、満足できる心の習慣が運動の習慣を作れるのでは?と思います。
正しくやることも重要でしょう。効果を期待してやるのですから。
しかし、長い目で見たら、効果より習慣、正しいより気軽の方が運動すること自体が楽しくなると思いますが、いかがでしょうか?

今回は軽い作文でした。

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「ひとの気持ちが聴こえたら」

「ひとの気持ちが聴こえたら」ジョンエルダー・ロビソン / 高橋知子 という、実話を基にした本があります。
岡田斗司夫さんがユーチューブでも取り上げられていましたね。TMS(経頭蓋磁気刺激)という脳神経の治験を受け、体験したノン・フィクションです。

著者でありこの本の主人公のロビソンさんは、音学関係で成功し、ゲーム業界でも才能はあるものの対人関係から転職し、自動車修理会社を営むようになります。
ロビソンさんは昔から人との関係が上手くいかず、友人もできず、何時も人から「つまはじき」にされていました。自分でもその事を理解していましたが、アスペルガー症候群と診断されたのは40歳の時だったそうです。

そこから、その経験を基にアスペルガー症候群の体験記や自閉症に関することをまとめた本も書き、成功します。そして色々なワークショップにも呼ばれるようになりました。そのワークショップでべスイスラエル病院で成人の自閉症患者の知能指数を上げるプロジェクトを行っているリンジー・オバーマン博士と出会い、TMS(経頭蓋磁気刺激)の脳神経の治験を受ける事になります。

アスペルガー症候群とは発達障害の一つで、コミュニケーション能力の低さや共感性が働きにくい事、こだわりの強さや感覚過敏などの特徴を持つ一方、知能や言語の遅れがない方です。

ロビソンさんが脳へ電磁場の放射を受けると、人の気持ちが理解できるようになったといいます。それも一般の理解できるレベルを突き抜けて、まるで「テレパシーが使えるのでは?」と思えるレベルまでその能力が高まったそうです。ただし、この効果が続くのは長くて数週間、短ければ15分だったそうです。

更に、治療が上手くいくほど、それまで上手くいっていた夫婦関係も破綻していきました。ロビソンさんの奥さんはうつ病で、アスペルガーのロビソンさんとは対照的に人の気持ちを必要以上に敏感に察知する為、両方が無いものを補い合う関係だったのです。しかしその関係が治療の為に崩れていったためです。

現段階ではTMS治療の効果は、発達障害そのものを改善するのかどうかは判っていません。
判っているのは、TMS治療が発達障害からくるうつ症状の改善になるという事です。そうは言うものの、今後、多くのデータが集まり、TMS治療から発展した何らかの方法で発達障害の方への朗報があるかもしれませんよね?

しかし、私がここで言いたいことは別にあります。それは「ある特性が劣っているという事は、ある特性が優れているのでは?」という事です。

この本にも書かれてあるように、「脳の領域を活性化するにはその対極である脳領域を抑える事」というのは、私なんかの素人にはとても腑に落ちます。抑える事で逆の領域が活性化する。もしかしたら、活性化しているという事は、何処かの領域が抑えられていることもあるのではないでしょうか?

私達は人より劣っていたり負けているところを見つけると、自分を「ダメなヤツ」って苛めてしまったりします。また、何か上手くいっている人は全てが上手くいってるようにも思えてきます。
しかし、人間は神様じゃないんだから、全てを選択する事は不可能です。何かを選択すれば何かは選択できない。劣っているところがあるなら優れているところがある。すべて上手くいっているようでも必ず足りないもの・満たされない事がある。それが人間なんじゃないでしょうか?(笑)

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脳って10%しか使われていないの?!

能力開発セミナーやスピリチュアルな講座などで「通常、脳は10%しか使われていないから、残り90%を開発すれば凄い能力が得られる」的なものがよくあります。

同時に「脳は100%とは言わないが、大部分は常に使用されている」ってのが最近のお話になっていたりもします。では、何故このような誤解が生まれたかと言えば、三つくらいの理由から生まれた誤解のようです。

一つ目がアインシュタインが言った言葉に「我々人間は潜在能力の10%しか引き出せていない」という言葉があり、それが「通常、脳は本来10%しか使われていない」という言い方がよく使われるようになった。これが一つ目。

二つ目は脳(動物実験)に電気刺激を与えたりしてどのように脳が使用されているのかを研究していたころ、刺激しても変化が見られない場所が多く見つかった(サイエントエリア)事が「通常脳は10%しか使われていない」になった。これが二つ目。

更に脳には神経細胞と言われる、実際に信号の伝達をしている細胞以外の「グリア細胞」と言われるサポート的な細胞(酸素や栄養素を運んだり、脳関門の役割)がある。そのグリア細胞の数が、当時神経細胞に比べて圧倒的に多いと考えられていて、これらの細胞が活動していないと誤解されて「通常脳は10%しか使われていない」になった。これが三つ目。

こういった誤解から、脳は通常10%しか使われていないと言われるようになったようです。

しかし、脳の大部分は常に使用されていることは解って来たものの、「脳は幾つになっても成長できる」事や「脳をより上手く使いこなすこと」とはお話が違いますよね?

こんな記事もありました。解りやすいところだけ引用します。

『神経細胞(ニューロン)が緻密な脳のネットワークを作って,記憶や学習という脳の中心的な役割を果たしているのに対し,グリア細胞はこれらを補佐する脇役と考えられてきた。グリア細胞の役割はニューロンに栄養を運んだり,軸索を絶縁して電気信号を送る手助けすることで,積極的に脳機能に影響を与えているとは考えられなかったからだ。

しかし,最近の研究から,グリア細胞の別の姿が見えてきた。グリア細胞はニューロンが置かれた状況をモニターしながら,グリア同士で情報をやりとりし,ニューロンのシナプス形成をコントロールしているらしい。記憶や学習という脳の高次機能は,実はグリア細胞によって支えられている可能性が高い。

少し込み入りますので以下省略

・・・・・脳のモデルが劇的に変わるかもしれない。

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0407/glia.html 日経サイエンス

この他にもグリア細胞は神経細胞と密接に連絡を取り合っていて、その働きで脳の機能が左右されることを示した実験も他にあります。

要するに「脳は本来10%しか使われていないってことはない」「神経細胞の働きは解ってきた」ものの、それより数が圧倒的に多いグリア細胞の事も神経細胞とグリア細胞が連携をとることで脳の機能がどのような働きを見せるのかを解明するのはまだまだ始まったばかりのようです。

少し前までは、成人の脳細胞は毎日どんどん減って決して増えることはないと言われてましたよね?しかし、確か20年くらい前「海馬周辺の細胞が増える」を皮切りに、脳の様々な場所でニューロ新生(新しく生まれる事)が発見されています。

現時点で確実に認められている場所は二か所(多分現在は増えてます)ですが、まだまだ増えてくると予測されます。脳だけに限らず、例えば胃潰瘍の原因が、昔は「ストレスが原因」と言われていましたが、ピロリ菌の発見とともに「ピロリ菌が原因でストレスなんて関係ない」なんて言ってましたよね?ところが最近は「ピロリ菌だけが原因ではなくストレスが付加されると潰瘍ができる」に変更されています。
科学は素晴らしいと思いますが、少し前の定説が常に塗り替えられるので、あまり「科学的にありえない」って言い切るのはどんなものかな?って感じです。ですから、もしかすれば「通常はまだまだ人は脳の機能を充分使いこなしていない」が正解のように思われます。だって理解ができてもいないものを充分に使いこなすことなどできないですからね(笑)

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便秘でお悩みの方へ ダイエット~痩せるってことは?(お腹編2の続き)

ですから便秘の人は「何でもいいから食物繊維を多く含む食品」を摂るのではなく、「自分に合った食物繊維の食品を見つける」。ここが大切だと思います。合うものか合わないものかは大体「2日か3日くらい続けてダメなら次のもの」という感じでいいと思います。

ガスが溜まるようなら1日でも止めて、取り敢えず今の体質には合わないので次の食品を探すといった感じです。ヨーグルトなどの腸内環境を良くするものも同じで、「自分の体質に合うか合わないかがとても大切」ですので、1週間ほどで効果が無いなら次のものを試していく、そして自分に合ったものは続けていくというスタイルを習慣にします。

あと、意外と意識していないのが「脂肪(油脂類)を摂取する」ということです。脂肪分の摂取は腸粘膜を刺激し、便がスムーズに出るようにしてくれます。ですから適度な脂肪分の摂取は便秘改善にはとても有効な事にもなります。

更に「水をよく飲むこと」も必要です。水を飲む量が少なければ、便が硬くなって排出されにくくなりますので、1日コップ7~8杯ほどは水分を摂りましょう。

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便秘でお悩みの方へ ダイエット~痩せるってことは?(お腹編2)

便秘でぽっこりお腹の方へ

さて、次は脂肪ではない「ぽっこりお腹」の方だった方へ書いていきます。脂肪でないなら「お腹のむくみ」などの原因と考えられます。(もちろん痛みなどを伴う場合には病気の恐れもあるので早めに受診が必要です。)しかし「便秘」「ガスが溜まる」なども考えられるのでそちらをまず書いていきたいと思います。

では、「便秘」でお腹がぽっこりの方です。よく3日以上お通じがないと便秘かな?と考える人が多いようです。ですから「私は3日に1回は出るから便秘じゃない」「ぽっこりの原因は違う」と考えるかもしれません。しかし本来は、良い腸内環境なら排便は1日1回あるとも言われています。通常は食物を摂取したら、消化から排便まで24時間くらいを考えます。普通の便は80%が水分なので、腸
に長い間便があると、水分は腸に吸収されて70%以下の硬い便になり、出にくくなってしまうそうです。要するに、出ないから硬くなる、硬くなるから出ない、の悪循環になるという仕組みです。
ですから「1日1回」が通常と考えて、それを目標とすることが必要でしょう。

通常の便秘の改善方法としては、とにかく食物繊維をよく摂ることと言われます。食物繊維を多く含む便は水分を吸収するので適度な柔らかさを保ち、スムーズな排泄を可能にしてくれます。腸の掃除もしてくれる大切な成分でもあり、善玉菌の餌にもなるので腸内環境を良くしてくれるという、良い循環を生みます。

ですから便秘の方は、食物繊維を多く含む食品を摂ることは大切なこととなります。
「たけのこ、ごぼう、きのこ類、こんにゃく、海藻、果物、穀物」などですね。しかし、ここで大切なのが「これらの食品の中で、自分と相性の良いものを見つける」こと。

ここが一番大切だと思います。何故なら次にあげる「ガスが溜まる」事にもつながってしまうからです。食物繊維は小腸で吸収されないので大腸に移動し、消化吸収できない分は腸内細菌のエサになります。細菌達がそれを分解する過程でガスが発生する。もともと腸の動きが悪いので、便秘という事であれば、食物繊維の摂り過ぎが反って「ガスが溜まって苦しい」ということにつながってしまうからです。

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ダイエット~痩せるってことは?(お腹編1) 脂肪でぽっこりお腹の方へ

女性の約7割の悩み「ぽっこりお腹」、最近は男性も。更に割れた腹筋などを好む方も多くいるようなんで、今回はこちらを主にダイエット~痩せるってことはの続きにします。

まず、あなたが割れた腹筋を手にしたいなら、「筋トレ」ばかりやってても効果はあまり出ません。
「えーっ!」って人もいるかも知れませんが、基本、腹筋なんて初めから割れてます。ですから「筋トレ」は、筋肉強化の為にはもちろん必要ですが、割れて見えるようにするには「お腹周りの脂肪」を取らないと無理な話です。(筋肉肥大で脂肪がある程度ついてても割れては見えますが)

あなたがぽっこりお腹の解消をお望みならば、まずは「お腹のむくみ」か「脂肪」かを見分けます。
脂肪なら、仰向けに寝た時お腹はぽっこりせず、平らに「べっちょー」と横に広がりやすいはずです。「ぽっこり」してるならリンパの流れが滞り、むくんでいる可能性が大きいです。
脂肪ならまずは食事の改善を心掛けます。

食生活の改善はカロリー制限よりGI値やインスリン分泌を抑える事です。痩せるにはまず食事の改善が運動より上です。更に「お腹のむくみとり」が重要になります。

まずは血糖値の上昇を抑えインスリンの分泌を抑える事が一番です。あまりカロリー制限をすると「代謝が落ちる」ので、注意が必要です。それより糖質(炭水化物、特に小麦粉)を使った加工品を一番に制限しないといけません。もしくは摂取した時も、インスリン分泌がおきないように考えないといけません。
ただし前にも書きましたが、「これならずっと続けれる」がとても大切です。

それにはまず、自分の身体を良い状態にする考え方を常に心がけて試してみる事だと思います。

例えば、カロリー主体で考えてみる。品目はチャーハン、卵かけごはん、ただのごはんです。
痩せる順番は「ただのごはん」「卵かけごはん」「チャーハン」の順番になりますよね?

しかしインスリン分泌を抑え、血糖値の上昇を抑える事が主体なら「チャーハン」「卵かけごはん」「ただのごはん」になりますよね。油や卵でご飯をコーティングしているということです。

更にケーキと大福とを比べれば、カロリー的には太らないのはケーキよりも大福ですよね?
しかしインスリン分泌を考えるなら逆になります。要するに「糖質が脂質などにより、コーティングされているかどうか」という考えになります。脂質の制限をするより大切な考えです。

このような自分に合った食べ物を日頃から考えて試してみる習慣がまずは大切だと思います。

次章ではぽっこりお腹の方の中でも便秘が原因の方へ書いていく予定です。

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生理

ダイエット~痩せるってことは?~3

要するに、結果を出せれば後は「どうにかなる」みたいな感じだと思います。

しかし、スタイルを維持できないものなら、私は「やめた方がいいのでは?」と思います。筋肉量が落ちるという事は、結果として基礎代謝量が落ちてしまうので、太りやすく痩せにくい体をわざわざ作ってしまっているのです。

痩せればいい的に捉えてしまえば、歳をとる度に代謝は嫌でも落ちるので、カロリー制限だけでは痩せられなくなってしまいます。私の場合、仕事柄、多くの痩せたい女性のお客様がダイエットを成功させて、その後の経過を見る機会があります。しかし、このような方の多くは何度もダイエットに成功しているので、「また太っても大丈夫だよ。また痩せるから」という考えが根底にあります。

ここで言いたいことは、「結果を出すこと」と「それを継続させること」は別な事で、継続させるには「結果を出す前にその一歩先を見つめて結果を出す」ようにしないと、何事も同じことを繰り返して、結局疲れて楽しくない人生を送ってしまうんじゃないかな?って思います。

この場合私なら、「その行動が一生続けられるか?」を自問自答して、その行動が楽しんでやれるものなら一生続けられるし、それならば理想のスタイルを手に入れてもそのまま維持できると考えます。

 

 

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おまけ 生理

ダイエット~痩せるってことは?~2

しかし、問題は「痩せる」ことだけではなく、「痩せたままのスタイルを維持できるか?」という事です。

維持できない理由の多くが、筋肉の材料であるタンパク質不足で筋肉が落ちてしまうことだと思います。
タンパク質は、私たちの体をつくる筋肉、臓器、爪や骨を作る主な成分ですよね。
でも、それだけではなく、代謝を調節するホルモンや酸素、更にはその酸素を運ぶヘモグロビンも主な成分はタンパク質です。更に更に、免疫に大きく関与する免疫グロブリンの主な成分でもあり、言い出したらキリがないほど身体にとっては大切なものです。

ダイエットしている女性に「食べないと筋肉落ちちゃうよ」って言うと、3人に1人くらいは「筋肉落ちても痩せれるならいいじゃない」的に捉えています。多分、そこそこダイエットの知識はあっても、根底には「筋肉が少しくらい落ちても脂肪を落としたい」方が勝つのでしょう。(最近は筋トレブームのせいか、以前よりも減りましたが)

 

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免疫5

先程述べた細菌などの大きな異物の侵入に対しては、好中球などの顆粒球が主に働き、ウィルスなどはそれだけでは充分でないために、単球(マクロファージ)、リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)などがシステム化して撃退するようにしていましたよね。

実はこれらの免疫系は、単独なシステムで働いているだけでなく、自律神経や内分泌腺などの影響を受けています。
ですからリンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)などを良く働かせるために、、まずは自律神経のバランスを良くすることが免疫力のアップにもつながります。

よって、交感神経が優勢で「常にイライラしていたり、焦っていたり、不安や恐れが多い」時などは交感神経が優勢の状態となり、自律神経のバランスを崩してしまいます。すると働いてくれるはずの免疫系が上手く働かずに、病気に罹りやすくなります。そのような時は、リラックスを心がける事で自律神経のバランスが整い、リンパ球の働きも良くなってくるので、病気に罹りにくくなり、ウィルスなどに感染しても重度化しにくくなります。

同時に、間違えてはいけないのは、リラックスするのが大切だからと言って、ただ一日中ボーっとしていれば良いわけではありません。こんな人は逆に積極的に、且つ適度に身体を動かして交感神経を活性化する事で、自律神経のバランスを整える事が出来てきます。

大切な事ですから、次回はNK細胞の活性化も書いていきます。

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ダイエット~痩せるってことは?~

最近、お客様で「せっかく痩せたのにまた太っちゃった」って方がよくいます。

ダイエットと言えば誰でも思いつく事に「カロリー制限で痩せる方法」があります。確かに何と言ってもこれらをベースにした方法はすぐに目に見えて効果があり、痩せてくるのも実感できます。

しかし、例え10㎏、20㎏と痩せた人でも、カロリー制限をベースにした方法ではリバウンドしてしまうことが多いのも事実です。カロリー制限の食事を続けていれば、当然のように痩せてきます。「摂取カロリー-消費カロリー=痩せる」というただの引き算なのに、解りやすく強力です。実感としてあなたも私も経験的に事実だと理解しているでしょう。

しかし、問題は「痩せる」ことではなく、「痩せたままのスタイル」を維持できないという事です。

つづく・・・