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狐と木こり8

「そうかい。あんたが見てないなら、こっちじゃないのかもしれないなぁ。」
「どこに行きやがったんだ? 向こうの方を探してみるか。」

猟師は木こりが小屋を指差していることに気付かず、立ち去っていきました。
木こりは独り言を呟きながら、キツネのいる小屋にやってきました。

「うーむ。教えてやった・・のに・・・」

木こりは小屋の前まで来ると、キツネに声を掛けました。

「おーい、もう猟師は行っちまったぞ。」

キツネは小屋から出てきて、木こりの顔も見ずに立ち去ろうとしました。

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狐と木こり7

キツネを追って、猟師が木こりのところにやってきて尋ねました。

「あんた、俺の獲物を見なかったかい?
すばしっこいキツネだよ。
こっちの方に来たはずなんだが・・・」

木こりは答えました。

「さぁな。知らねえなぁ。」

「知らない」と言いながら、木こりはキツネが隠れている小屋を指差しました。

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狐と木こり6

木こりは暫く考え、答えました。

「うーん・・・」
「うーん、そうだなぁ。じゃあ、あの小屋にでも隠れていろ。」

キツネは木こりに言われた通り、小屋に隠れることにしました。

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狐と木こり5

「木こりさーん!助けて下さーい!」

キツネは逃げて、木こりに助けを求めました。

木こりはキツネに尋ねました。

「どうしたんだ?」

キツネは木こりに必死に頼みました。

「猟師に追われているんです。助けて下さい、木こりさん。」

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狐と木こり4

「ウォン!ウォン!ウォン!ウォン!」

猟犬が吠えます。
その猟犬の飼い主である猟師が駆けつけてきました。

「どうしたんだ? 何か見つけたのか?
あれはキツネじゃないか!
よしっ!行け!」

猟師は猟犬を駆り立てました。

「ウォン!ウォン!ウォン!ウォン!」

猟犬がキツネに飛びかかろうとします。
キツネは必死に逃げました。

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狐と木こり3

木こりがそう言うと同時に、木が倒れだしました。そしてキツネは逃げ出します。

「わぁっ! ホントだー! 逃げろ―!」

倒れてきた木に驚いて、キツネは走ってその場から離れました。

「あぁ、ビックリした。本当に木が倒れてきた。
木こりさんが教えてくれなきゃ潰れてたよ。
木こりさん、いい人だな。」

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狐と木こり2

キツネは木こりに尋ねました。

「木こりさん、木を切っているんですか?」

木こりはキツネに言いました。

「ああ、そうさ。木こりだからな。
木を切るのが仕事だ。」
「それより、そんな所にいると危ないぞ。木が倒れてケガしても知らねーぞ。」

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狐と木こり1

『カーン、カーン』『トーン、カーン』
木こりが木を切っています。

『カーン、カーン』『トーン、カーン』

キツネは木こりが木を切っている音に耳を澄ませます。

「いい音だなぁ。何の音だろう?」
「ちょっと見に行ってみるか」

キツネは音のする方へ行ってみました。

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名言集

名言7-ボブ・マーリー

名言集 ロバート・ネスタ・マーリー
(ジャマイカのシンガーソングライター、ミュージシャ
ン/1945~1981)

ひとつのドアが閉まったとしても

もっとたくさんのドアが開いているんだ

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名言集

名言6-ボブ・マーリー

名言集 ロバート・ネスタ・マーリー
(ジャマイカのシンガーソングライター、ミュージシャン/1945~1981)

自分の生きる人生を愛せ
自分の愛する人生を生きろ