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心理

好きになる原理3

前回の「受け取る方がどのように受け取るか」に続いて書いていきます。

迷惑でも迷惑と言えないタイプの人もいる、嬉しくても照れくさいので上手く表せないタイプの人もいる。
また、ストレートに聞いたほうが良いタイプの人もいれば、逆に直接聞くのは避けたほうが良いタイプの人もいるでしょう。

普通は言葉だけで理解しようとするより、その奥にある「表情などの、言葉の裏に隠されているもの」を読み取ることも必要となるでしょう。

そういうものに敏感な方もみえるし、鈍感な人もいます。敏感だからその人の気持ちを読み取れるか?と言えば、そうとばかりも言えません。感情の動きが解っても、その人が何に反応してその感情が動いたかまでは解らないので、反って誤解してしまう場合もあります。

また、その人自身の個別の癖もあるため、よくある「心理を読み解くしぐさ」などが当てはまらなかったり、間違えた解釈もしてしまいます。

対人関係が得意でない人は読み取る能力を知るよりも先に、相手のタイプや自分のタイプを知り、その上でどういうコミュニケーションを取るかを先に考えたほうがいいかもしれませんね?

どのようなタイプの人かを知るのには色々あります。

次回は使えそうで信頼できそうなものを書いていきたいと思います。

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当店は名古屋市熱田区の日比野交差点北東角のビルの2階にございます。


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市営地下鉄名港線(名城線名古屋港行)日比野駅4番出口すぐ上です。


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Aが当店駐車場になります。ラーメン一番軒さんの裏、大米駐車場18番です。

Cはヴェルクルート日比野A棟の西側、江川線沿いにある共同有料パーキングです。5台ほど駐車可能です。

Dはヴェルクルート日比野A棟の東側にある共同有料パーキングです。5台ほど駐車可能です。
※C・Dのコインパーキングをご利用の場合、施術時間分の料金は当店が負担いたします。
(クーポン等をご利用の場合は駐車料金の負担は致しかねますのでご了承下さい)

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生理

免疫3

そして情報を受け取った「司令官」であるヘルパーT細胞は、「殺し屋」の異名を持つキラーT細胞に、ウィルスに感染した細胞を探して増殖しないように「破壊しろ」と命令します。

更にT細胞は、B細胞に抗体を作るように指令を出します。その指令を受けたB細胞は、そのウィルスに対抗する抗体を大量に作り出します。この抗体は「免疫グロブリン」とも呼ばれ、「Y字」の形をしています。先端部分が「Y字」のミサイルのように飛ばせて病原体などを捕まえます。その隙に樹状細胞、好中球、マクロファージが食べてしまいます。更に抗体の働きを補完する補体の力を借りながら、キラーT細胞同様、ウィルスに感染した細胞を破壊していくことで増殖も抑えてくれています。

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生理

免疫2

自然免疫は食細胞(ミエロイド系細胞)と言われるもので、病原体を撃退するのに「食べる」方法を用います。樹状細胞、好中球、マクロファージなどがそれにあたります。これらが私たちの身体を守るために最前線にいるものですね。

細菌に対しては主に好中球などが働き、取り込んだ異物とともに自分も死んでしまうことが多く、これらの死骸が「膿」というものです。マクロファージなどは活性が高いと病原体などが侵入した時、無差別に食べて処理してしまう特徴をもっています。しかし通常は、貪食した異物の断片を細胞表面に提示して免疫の「司令官」であるT細胞に伝えます。ウィルスなどの病原体の情報も、このマクロファージがT細胞に伝えています。またマクロファージ同様、病原体の成分によって樹状細胞がリンパ節へ行ってT細胞に異物の破片を抗原として提示します。そしてT細胞のうちでも抗原を認識できるものが、その刺激を受け、活性化されていきます。

 

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生理

免疫の話1

今回は「免疫」のお話です。
まずは、こういった知識に慣れていない人でも解りやすいように簡単に説明していきますね。
とは言え、活字も苦手な方もみえますので、この免疫のページは細かく分けて書いていきますね。

病気を引き起こす病原体には原生動物や細菌(動物性)、真菌(カビ、植物性)、ウィルス等があります。

 

これらは大きさも異なり、ウィルスは細菌の約50分の1程度の大きさです。
また、細菌は適度な栄養や水分があれば自分で増殖できますが、ウィルスは自分の力だけでは増殖できません。
ウィルスには細胞が無いために、人や動物の細胞を用いてどんどん増殖していきます。

ふだん健康で何も起こらないと、「免疫の働き」に皆気づきもせず、感謝もせず、日常生活を送っています。
しかし、私たちの身体を「免疫」が常に病原体から守ってくれて、病気にならないようにしてくれているのですね。こんなところでも、あなたは常に「目に見えない力に守られている」ってことですね。

人間の免疫には二種類のシステムがあります。それが異物に対して自然に反応する「自然免疫」と、出会った事のない異物に対しても反応できる「獲得免疫」です。更に獲得免疫は、一度ウィルスなどに感染するとその情報を記憶しておき、約30年間守るシステムとなります。

 

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心理

運を良くするのに、当たり前のことより神秘的な事を選んでしまう

私達はよく「金運を良くしたい」「恋愛運を良くしたい」「仕事運を良くしたい」と、神社にお参りに行ったり、お守りなどを身につけたりします。これはこれでいいことでしょう。私もこういうことは好きです。
しかし、その前に少し「運」について考えて情報を集めてみると、意外と「当たり前のことを当たり前にできるかどうか?」が鍵になるようです。

現代の脳科学や心理学ではこの「運のいい人」をどのように捉えているのか?
また、どうすれば「運のいい人」になれるのか?
これらが色々と解ってきています。

私も運がいい人になりたいから、少し書いていきたいと思います。

色々な情報から言えることは、「運は自分次第で良くも悪くもなる」ということでした。
要するに、「自らの気の持ち様で運は大きく変わってくる」ということだと思いました。

私たちはついつい、「運」とは「外界からのどうしようもない購えない力で支配してくるもの」というイメージを持ってしまいます。

しかし現代の脳科学や心理学ではそうではなく、「運がいい人」というのは次の傾向を持っているようです。

1チャンスが来た時、チャンスだと気づけるかどうか?
2そのチャンスに多く恵まれるか?
3チャンスにチャレンジできるのか?
4更に、ダメでも何度でもチャレンジできるか?

このような事が「運を良くする」傾向だと捉えているようです。

これなら「運が良くなりたい」と望めば、どんな人でも自分の行動や習慣を少しづつでも変えていけば、「運のいい人」になれそうですね?

チャンスが来た時、チャンスだと気づけるかどうか?は、常に「自分は何がしたいか?」「何が必要か?」「どうなりたいか?」をよく知っておかないといけないだろうし、チャンスに多く恵まれるには多くの人との出会いが必要でしょう。
チャンスにチャレンジできるのか?は「自分はチャンスを掴めるんだ」という自信が必要だろうし、その為の準備も必要でしょう。
ダメでも何度でもチャレンジできるか?は、一度ダメでも諦めず、何度でもトライする根気や忍耐力が必要でしょう。
こういった事は脳科学や心理学の手を借りなくとも、皆どこかで知っていたりします。

ただ、めんどくさいし時間もかかる。そして何より「運は自分次第」ってことになります。
うーん・・だから運がいい人は意外と少ないかもしれませんね(笑)

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心理

いい人は運がいいの?

「あの人、いい人だよね」なんて、よく聞いたり言ったりします。
また、いい人とは自分にとって都合のいい人だったりもします。

とは言え、誰にでも「いい人」と言うなら、他人に共感したり他者を助けようとする人は、取り敢えず「いい人」と言えそうです。

パーソナル心理学ではこの「いい人」を「協調性が高い」と言います。

「感じがいい人」「協力的な人」などの好印象をもたれる人は協調性が高いし、逆に「意地悪」「感じ悪い」「対立的」など悪い印象をもたれる人は協調性が低いってことになります。
実際、人が初めて会う人に求めることがこの協調性だと言われています。

誰でも初対面では無意識に「この人は自分にとって見方なのか?それとも敵なのか?」を、判断する基準においてしまうということです。

この協調性、「いい人」「優しい人」「他者を助ける」など、魅力的な人柄がイメージできます。

こういう人こそ運が良さそうですが、これが不思議なもので現代の心理学の視点を用いて色々な角度から包括的に見てみると、どうも「運の良し悪し」と協調性にはあまり関係がないようです。

実際、利他的な行動は成功に恵まれたり、幸福度を感じやすいというデータも幾つかはあります。
ですが協調性は「運」や「成功」とあまり関係が無いとされていることも確かです。

では「協調性が低くてもいいのか?」と言えば、誰でも少し考えれば解りますが、この数値が低い人は人間関係をギクシャクさせてしまったりするのでグループで行う仕事などには不向きになります。
自己主張が強くなるのもこの協調性の数値が低い人の特徴でもあります。
とは言うものの、自己主張が強いのは目的を達成する原動力にもなることがあります。

よく「運は人が運んでくる」と言います。人間関係が良好ならその運やチャンスも運んできてくれるはず。
例えば「〇〇君、この仕事は君の得意分野だと思うから、ぜひ君に頼みたいんだが・・・」
「いや・・その分野ならもっと得意な△△さんのほうが適任ですよ・・・・」
と、両者の事を考えて、いい人なら言っちゃうかもしれませんね(笑)

要するに、いい人は「運がいいとも言えない」「目標達成しやすいとも言えない」「成功しやすいとも言えない」。しかし、良い人間関係を築けるし、幸福度も高いと言えます。

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生理

色と香りの使い方

色と香りを自分の為に用いる方法は色々あります。

例えば記憶力を良くする方法は、ヒノキの香りを嗅ぐことで海馬の神経細胞が増え、記憶力が良くなるようです。
またヒノキだけでなく、香りと脳、香りと記憶力の研究報告は多数みられますが、その中でも有効なものとして「ローズの香りを部屋に漂わせ、そこで覚えたいことを覚える。再度、寝る時にもローズの香りを嗅げる状態で眠りにつく」。寝てる間に記憶が整理されるのを、香りという刺激により記憶の定着を促進するとのことです。

ローズなどは幸せや快感を感じる神経伝達物質を促進させる報告もありますが、人は誰でも好き嫌いがあるので、「自分の好きな落ち着く香り」なら他の香りでも代用できると思います。

色や香りは一般的には「目で見るもの、鼻で嗅ぐもの」との認識がありますが、意識はされていない無意識でも、実は皮膚を通じて色や香りを感じているのではないかという実験報告も幾つかあります。

例えば有名なところでは、目隠しをした人を赤い部屋に入れると、体温の上昇や血圧の上昇など身体に多数の変化を及ぼすというのがあります。青い部屋では赤い部屋に入れた時と逆のことが身体で起こるとのことです。

赤はやはり交感神経に関連してると思われるので、「モテたい人」には着こなす事で有効なアイテムになるかもしれませんね。俗に言う「吊り橋効果(怖いドキドキと好きなドキドキをすり替えて好きになってしまうもの)」を期待できます。

逆に青い服は気持ちを落ち着かせリラックスさせるために、学習する際には有効な色とされています。また、冷静でいたい人、冷静さや頭脳明晰に見られたい人にも活用できますね。

余談ですが、メガネをかけるだけでも「頭が良く見える」との実験報告もあります。
あと、アメリカの収容所で怒りやすい凶暴な囚人をピンクに塗った部屋に入れると、大人しく従順になるという話もあります。

今日はこの辺で。

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好きになる原理2

次に、社会心理学で「好意の返報性」というのがあります。

本来、人の心には「人から何かをしてもらえば、何かを返したくなってしまう」という心が無意識に働きます。

例えばあなたが「センスいいね」「頭いいね」などと相手に言ったとします。その言葉で相手の気分が良くなれば、同じようにその相手もあなたを「気分よくさせたいな」と、無意識が働きます。

その為に「好意」という形で「可愛いよね」「君は優しいね」などと、何らかの長所を見つけ返そうとするか、何らかの行動で返そうとするものです。

しかし、好意の返報性が当てはまらないこともあります。
明らかにお世辞だと相手が思ってしまう場合や、思いを寄せられても、相手が元々嫌いなタイプの場合、自分が好意を持っても相手はもっと大きな課題や問題を解決しなければならない事情がある時など様々でしょうが、通常であれば「好意の返報性」は起きやすいと思います。

要するに、単純接触効果も好意の返報性も、大切なのは「受け取る方がどのように受け取ったか」です。
受け取る方が「迷惑と受け取るか」「好意として受け取るか」、この見極めが大切になるという事ですね。

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好きになる原理

人が人を好きになるって、どういうことなんでしょうね?
自分が思いを寄せて何度も会えば、相手もあなたを好きになるのか?
まず、この辺から考えてみましょう。

恋愛も「一目惚れ」で好きになってしまう時もあれば、初めは「別に何も感じない」と思っていても、会っているうちに好きになってしまう事もあります。
これを社会心理学では単純接触効果と言います。シンプルですがとても有効な方法です。

これは1960年代後半にアメリカの心理学者ザイアンス(Zajonc, R. B.)によって取り上げられたもので、ザイアンスの法則とも言います。元は社会心理学での研究が多く、色々な研究がされてきました。近年では認知心理学を始め、様々な分野での研究も増えています。

基本はシンプルな法則で、「人は接触回数を重ねることで警戒心が解け、その人を受け入れやすくなる」というものです。これは対人に限らず、物、場所、音楽、図形、漢字、衣服、味、香りなど、多くのものにも当てはまります。

ただし、考えてみても解りますが、あなたに対して「常に反発する人」や「嫌な事をする人」「失礼な態度をとる人」と頻繁に接したからといって、あなたはその人に好意を抱くことはないですよね?

接触回数を増やせば「好意」を抱くかもしれないというお話です。